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本当に健全な美味しさを求めて―無添加と天然酵母

現代の食生活において、「無添加」という言葉は、健康志向の高まりとともにパワーワードとも言ってよいほど人々を惹きつけます。あるいは、「保存料ゼロ」「健全な美味しさ」も、無添加に勝るとも劣らない人を惹きつける言葉になっています。

また、「無添加パン」というフレーズ。これは、その純粋さと自然な風味を想像させることで、多くの消費者の興味・関心を惹いていることは、パン市場の動向を見れば一目瞭然です。

さて、ここで疑問が起こります。無添加のパンとはどんな特徴を持ったパンなのでしょうか?

無添加でつくったパンの特徴

無添加のパンは、人工的な保存料や添加物を一切使用せず、自然の素材だけでつくられます。このため、パンの素材である小麦粉本来の風味や香りが楽しめるのが大きな特徴です。

その一方、無添加のパンは賞味期限が短く、冷凍・冷蔵保存が必要なことが多いことがデメリットとして挙げられます。

ですが、逆に言えば、それこそが新鮮さの証。自然な成分だけを使用することで、消費者は素材本来の味を堪能でき、安心して食べることができるわけです。小さなお子様から高齢の方まで、安心して安全なパンを食べられるというのは、無添加パンの大きなメリットとなります。

なぜ無添加・無加調なパンづくりが難しいのか?

無添加のパンづくりが難しい理由はいくつかあります。

まず、保存料や防腐剤を使用しないため、製品の劣化が早く、管理が難しい点が挙げられます。これは先ほど述べた、賞味期限の短さに繋がります。

また、天然の材料だけで安定した品質を保つのは容易ではありません。気温や湿度、素材の状態などがパンの発酵や焼き上がりに大きく影響するため、パンづくりには高度に専門的な技術と経験が求められます。

さらに、天然酵母を使用すると、発酵のコントロールが難しく、時間と手間がかかることも難易度を上げる要因です。

ちなみに「パン以上ケーキ未満」では、無添加・無加調・保存料ゼロに加え、天然酵母でのパンづくりにこだわっています。それは、小麦の風味を損なわず、本当に健全な美味しさを求めているから。

天然酵母と小麦の風味の関係性

天然酵母は、パンの発酵過程において重要な役割を果たします。

天然酵母を使用することで、パン生地がゆっくりと発酵し、小麦本来の甘みや香りが引き出されます。このプロセスによって、パンは深い味わいと独特の風味を持つようになります。

また、天然酵母は酸味や複雑な香りを与えるため、添加物を使用せずに豊かな風味を実現できます。これにより、食べた瞬間に広がる小麦の香りと、しっかりとした食感が楽しめるパンが生まれるのです。

本当に健全な美味しさとは?

本当に健全な美味しさとは、素材本来の味を尊重し、自然の力を最大限に活かした味を指します。

無添加パンは、その象徴とも言える存在。添加物に頼らず、技術と時間をかけてつくられたパンは、一口ごとに素材の良さを感じさせてくれます。

また、無添加パンは、身体に優しく、健康への配慮がされている点も大きな魅力です。
健全な美味しさとは、ただ味が良いだけでなく、食べる人の健康を考えたものであるべきです。

無添加でつくられたパンは、手間ひまを惜しまないパンづくりの努力と情熱の結晶です。その香り高く、深い味わいは、一度食べたら忘れられない特別なもの。ぜひ、あなたも無添加のパンを楽しんでみてください。その純粋な美味しさが、きっと心と身体に優しいひとときをもたらしてくれることでしょう。